ライティングとキャッチライト〜その3〜
前回の記事「ライティングとキャッチライト〜その2〜」ではモノブロックストロボ×ソフトボックスを使用した際のキャッチライトについてご紹介致しました。本日は少し変わったキャッチライトをご紹介致します。
まずはこちらの2枚をご覧ください。
まず1枚目はこれまでご紹介した写真とは違い、写真全体の明るさや雰囲気が変わっていると思います。
こちらはストロボをモデルに当てるのではなく、後方の白背景に直で当て、跳ね返ってきた光を前面に置いた大きなレフ板2枚に反射させて顔を照らしています。そのため、キャッチライトは今までにない大きさでレフ板2枚が左右に入っていると思います。俗に言う「背景白飛ばし」と言われる逆光ライティングです。結果的に写真として全体的にふんわり優しい光に包まれるイメージになります。
そして最後の1枚ですが、左側アンブレラ2灯、右側レフ板というライティングで撮影しています。キャッチライトも多く入り、目がイキイキした印象で、キラキラ可愛らしく見えると思います。化粧品などの撮影などでも見られるキャッチライトで、明るく肌の質感も艶だって見せることができます。
この様にライティングの数だけキャッチライトにも種類があり、好みによって分かれるのですが、撮影前にライティングやキャッチライトについても、少し考えてみてもいいかもしれません。撮影現場で事前に打ち合わせをすることにより、写真の撮影イメージをスタッフ全員で共有しやすくなると思います。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?
このようにファッション撮影はもちろん、化粧品撮影等の顔がアップ(拡大)になる広告撮影では目の輝きが非常に重要で、ライティングによるキャッチライトで印象が大きく変化します。
今回、3回にわたりご紹介しましたキャッチライトはあくまでも「印象」であるため、その写真を閲覧した人が無意識に感じる深層心理に近いものがあります。そのため、わかりづらい部分ではありますが非常に重要なポイントであります。
もし、時間をかけて良い写真を撮ったにもかかわらず納得がいっていない方、売上が伸びない広告主様・ネットショップ運営者様等は一度これまで撮った写真を見直してください。もしかするとさらにクオリティーをアップするための改善の余地があるかもしれません。
今回ご紹介いたしましたライティングパターンに限らず様々なパターンで、高品質な写真をご提案いたしますので人物撮影でお困りの場合はお気軽にトミーズコーポレーションにお問い合わせください。