レンズの焦点距離について
今回はレンズの焦点距離について触れてみたいと思います。
焦点距離とは?
レンズは焦点距離によって撮れる写真が変わってきます。焦点距離とは、ピントを合わせたときの、レンズからカメラの撮像素子までの距離です。レンズの焦点距離による分類はメーカーによって様々ですが、「広角レンズ」「標準レンズ」「望遠レンズ」の3種類に分類できます。
以下、実際に撮影した写真を用いてご説明いたします。
(※今回の記事の焦点距離は映像素子35mm判換算を前提としております。)
広角レンズ
広い画角で撮影できるレンズです。40mm程度のレンズまでを「広角レンズ」として分類することが多いです。また、24mm未満のレンズについては「広角レンズ」よりさらに画角の広い「超広角レンズ」として扱われています。「広角レンズ」は肉眼で見たときと比べて、被写体が遠くに写るため、遠近感(パースペクティブ)が強調されます。そのため主には風景撮影などに使用されることが多いです。
17mm(超広角)
24mm(広角)
標準レンズ
人の目に最も近い感覚で撮影できるのがこの標準レンズです。50mmのレンズを標準レンズとして位置付けるのが一般的です。風景から人物撮影まで幅広く撮影できるのがこの焦点距離です。
50mm(標準)
70mm(標準)
望遠レンズ
画角が狭いため、狭い範囲を切り取るように写すことができ、主題(テーマ)を強調することが可能です。中でも85mm〜135mmは「中望遠レンズ」として細分類され、ポートレート(人物)撮影でも使用されることが多いです。また、300mmもしくは400mmを超えるレンズについては超望遠と言われ、スポーツ撮影や野鳥など近づけない被写体を撮影する際に用いられます。
85mm(中望遠)
100mm(中望遠)
200mm(望遠)
300mm(望遠)
500mm(超望遠)
いかがでしたでしょうか?
今回はレンズの焦点距離の違いを解説するために、あえて同じ被写体を撮影致しました。実際にはこの記事で触れているように、被写体によって焦点距離の違うレンズを使い分けます。
次回は、弊社が使用しているレンズをご紹介致します。